ザガーロが精液へ移行する割合について

妊婦がカプセルから漏れ出た薬剤に何らかの原因で接触した場合、胎児の生殖器の発達が妨げられるリスクがある。

しかしながら、精液を通しての接触に関しては、人間と似ているアカゲザルの器官形成期に投与した際、胎児に異常は認められなかった。

ザガーロはヒト血漿、もしくは精液中にある蛋白との結合率が96%以上と高いため、子宮・膣からの吸収量が低下される特徴を持つ。

よって、精液を通した子宮内曝露によりヒト男子胎児の外生殖器の発達に影響を及ぼす可能性は低いと考えられる。

プロペシアが精液へ移行する割合について

精液への移行性を検証する臨床試験では男性型脱毛症(AGA)患者にフィナステリドを1 日1 回、6 週間にわたって経口投与し、精液内のフィナステリド濃度を測定した。

結果、35 例中21 例の約60パーセントの割合でフィナステリドは精子内から検出されなかった。

1回の射精量を約5mとし、フィナステリドが100%吸収されるものと仮定して計算すると、子宮で吸収される割合は最高で7.6ng/日となる。

この数値はアカゲザルの胎児の発育異常に対し影響がないとされる量の750 分の1 よりも低いとされる。

よって妊婦が精液を通した子宮内曝露により胎児の外生殖器の発達に影響を及ぼす可能性は低いと考えられる。

ザガーロの服用を中止したほうが良いのか?

薬を複数回投与したときの精液中の最高濃度は、フィナステリドは1.52ng/mlである一方、デュタステリドは14ng/mlとされていて、胎児の発達に影響が出るリスクはデュタステリドの方が高いと思われるかもしれません。

しかし、有効成分が違うのでこれらの数値を比較してもあまり意味がありません。

臨床試験ではデュタステリド、フィナステリドともに成分の精液へ移行する可能性は低く、異常性は認められませんが、心配に思われる方は子作りの期間 にはAGA治療薬の服用を中止してください。


服用を止める場合、デュタステリド(ザガーロ)であれば、最低でも子作りをする1ヶ月以上前から停止しておく必要があります

体から完全に薬を抜くのであれば6ヶ月前から服用を停止する必要があります


フィナステリドに関しては1ヶ月間服用を停止すれば、体から完全に薬が抜けます。

しかしフィナステリドもデュタステリドにしても胎児に影響があるかを検証する臨床試験では、人間を対象に検証することはできないため人間と類似しているアカゲザル、ラット、ウサギなどの動物を対象とし臨床試験を行っております。

この臨床試験では、精液を通して母胎に吸収されると仮定された最大量の186倍のデュタステリドを実験体であるアカゲザルに投与した所、胎児への異常は見られませんでした。

つまり、動物を使用しての試験では、精液への移行性について、胎児への影響は見られないという結果が認められました。

フィナステリは発売が開始されてから15年以上、ザガーロに関しては発売から4年が経過していますが薬の服用中に、子作りをして母胎に影響があったという報告は今までに全くありません。

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