国立国際医療研究サイト竹コシ理事長監修

ED治療薬で胸焼けが起きる原因

バイアグラには、陰茎にある海綿体平滑筋をゆるませることで、海綿体へ流れ込む血流量が増え、血液が溜まり勃起の持続をサポートするという作用があります。

この作用とは別に、まれに陰茎内の海綿体平滑筋以外の平滑筋も緩ませてしまう場合もあります。


平滑筋とは自律神経の支配下にある自分の意志では動かすことのできない筋肉で胃、食道、小腸、血管壁などに存在しています。

胃にある食べ物が食道に逆流しないように作用している平滑筋がゆるむと、胃酸が逆流してしまう事が稀に起こり「胸やけ」「胃食道逆流症」「胃部不快感」といった症状を引き起こします。

バイアグラの公式書類であるインタビューフォームには、外国で行われた臨床試験で胃の不快感、胃食道逆流性症、消化不良などの胃腸に関する副作用が発現した割合が書かれていて、バイアグラ50mgを摂取した場合では9.78%という発症率でした。

バイアグラを服用した際の副作用として頭痛と同様に多いものになります。

副作用の胸焼けの対処法について

バイアグラの副作用による胸焼けに対しては「プロトンポンプ阻害剤のタケプロン」や、胃酸を抑える「H2ブロッカーのガスター」などの薬が有効です。

タケプロンは服用した後1~2時間くらいで効果が現れ、作用時間は8時間程度です。
ガスターは服用してから約30分くらいで効果が現れます。作用時間はタケプロンと同じく8時間程度です。

胃酸を抑えるといった点ではタケプロンの方が効果が高いです。

胃薬を服用するタイミングは、翌日に胃や食道に不快感が出ることが多いので寝る前に服用するのが良いでしょう。

しかしバイアグラを服用した直後に胸やけが起こる場合はバイアグラと同時に服用してください。

ファモチジンD錠20mg「サワイ」に関する各種文書「ダウンロード可」

>>インタビューフォームはこちらからダウンロードできます

胃薬を併用する場合

胃薬を服用してはいけない場合を以下にまとめましたので服用をお考えの方は必ず参照ください。

☑胃薬を服用できない人

●H2ブロッカー薬により過去にアレルギー症状を起こしたことがある人

●心臓の病気

(心電図異常を伴う脈の乱れがあらわれる可能性があります。)

●腎臓・肝臓の病気をお持ちの方

(薬の排泄が遅れて、作用が強くあらわれることがあります。)

●胃・十二指腸の病気をお持ちの方

(ファモチジンや似たような薬が処方されている可能性があるので、重複しないように気をつけてください。)

●医師から血液異常を指摘されたことがある人

(白血球減少、血小板減少などの血液異常を引き起こす可能性があります。)

●小児または20歳未満の方、高齡者の方

その他の市販の胃薬について

バイアグラの副作用で胸やケガする場合は、市販薬の胃薬でも代用可能です。薬局で購入できる代表的な「M1ブロッカー」と「H2ブロッカー」の市販薬を以下に紹介します。上記の「服用できない人」に当てはまらなければ、バイアグラなどのED治療薬との併用も問題ありませんので副作用で胸やけが心配な方は検討してみてください。

※以下に紹介する胃腸薬をご希望の方はお近くの薬局・薬店にてご購入下さい。
≪料金は2021年11月15日時点でのそれぞれのメーカーHP記載の希望小売価格です≫

商品名:ガスター10
製造元:第一三共ヘルスケア株式会社
成 分:ファモチジン 10mg(H2ブロッカー)
区 分:第一類医薬品 
価 格:6錠:1,078円(税込)「1錠あたり179.7円」

商品名:ガストール錠
製造元:エスエス製薬株式会社
成分1:ピレンゼピン塩酸塩水和物 47.1mg(M1ブロッカー)
成分2:メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 900mg(胃酸中和・胃粘膜保護)
成分3:炭酸水素ナトリウム 1200mg(胃酸中和)
成分4:ビオヂアスターゼ2000 30mg(食物の消化促進)
区 分:第二類医薬品 
価 格:30錠:1,045円(税込)「1錠あたり34.8円」

>>>バイアグラについて詳しくはこちら】