スタキシンはどんな薬?

スタキシンはレビトラの製造販売元であるバイエル薬品が開発・製造し2010年6月にアメリカの食品衛生局(FDA)に承認されたバルデナフィルOD錠です。

簡単に言うとレビトラ錠の剤型がOD錠(口腔内崩壊錠)の商品です。

通常のレビトラ錠は5mg、10mg、20mgと3種類ありますが、スタキシンは10mgのみの製造になっています。

スタキシンの特徴は水無しで服用可能な口腔内崩壊錠であること。

錠剤を口の中に入れ、唾液で溶かすことにより崩壊し、体内に吸収される仕組みです。

唾液で溶けた薬剤はまず口腔粘膜を通して吸収され、飲みこんだ後には、消化管から体内に吸収されます。

一方、通常のレビトラ錠は水で飲み込んだ後は消化管から吸収されるため、スタキシンの方が体内への吸収量が多くなります

つまりレビトラ錠と比べて、摂取した薬剤の有効成分が体全体に吸収する割合が高くなるという特徴があります。

よって、10mgの小容量でも十分に効果が期待できるようになっています。

生物学的利用率とは??

バイオアベイラビリティーともいい、摂取した薬剤の有効成分が体全体に吸収する割合のことを言います。

つまり血管から直接注入する静脈注射の場合は100%となります。

服用における注意点

添付の画像はスタキシンのパッケージです。パッケージには英語で

1.Place the orally disintegrating tablet in the mouth,on the tongue.
⇒【日本語訳】口腔内崩壊錠(OD錠)を舌の上に置きます。

2.The orally disinte grating tablet should be taken without liquid.
⇒【日本語訳】口腔内崩壊錠(OD錠)は水などの液体を飲まずに服用してください。

と書かれていて「錠剤を舌の上に乗せて、水無しで唾液で溶かして服用ください」ということが強調されています。

※When STAXYN was swallowed with water, the AUC of vardenafil was reduced by 29% and median Tmax was shortened by 60 minutes while Cmax was not affected.
STAXYN should be taken without liquid.
⇒【日本語訳】スタキシンを水と一緒に服用すると、バルデナフィルのAUCは29%減少し、Tmaxの中央値は60分短くなった。

このことから、スタキシンは液体と一緒に服用するべきではないと証明された。

AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積(体内への薬物総吸収量の指標)
Cmax:最高血漿中濃度
Tmax:最高血漿中濃度到達時間
T1/2:消失半減期(血漿中濃度半減期)

これを要約すると水で服用すると、バルデナフィルが体内への吸収される率を下げてしまうので、効き目が約30パーセント落ちてしまうとのいう事です。

必ず、薬剤を服用する際には水無しで服用して下さいと明示されているのです。

この理由は、先ほど説明した通り唾液で溶かした場合、口腔粘膜と腸管で吸収されますが水で飲んでしまうと腸管吸収だけになるので体全体に吸収する割合が下がるためです。

副作用・併用禁忌・食事・お酒との併用

スタキシンの副作用、併用禁忌薬、食事の影響などについては、剤型が異なるだけで有効成分は同じ薬剤になります。

下記のレトビアの記事を参考にして下さい。

●副作用について>>>レビトラの副作用について

●併用禁忌>>>レビトラの併用禁忌薬

●食事の影響>>>レビトラの食事の影響

●お酒の併用について>>>レビトラ錠とお酒の併用について