精子はどのように製造されるのか?

「陰嚢」は陰茎の付け根ある袋状の組織の事を指します。

陰嚢の中には、右と左に一つずつ精巣があり、精子を作るという役割を果たしています

そして、陰嚢の中には精巣以外にも、精子を貯めておく為の「精巣上体」や、尿道へと続く「精管」などの組織も含有さいています。

陰嚢の担う役割として、外の気温に合わせながら伸びたり収縮したりしながら、精子を守るために適切な温度を維持できるように調節をおこなっています

体温より少し低い温度を保つために、普段は垂れ下がっています。

陰嚢の中にある精巣は、直径5センチほどの器官で精子を製造する場所として知られています。

精子は「精祖細胞」から細分化され、約70日間をかけて「精子」になると言われています。

精巣で作られた新しい精子は「精巣上体」という場所に一度運ばれてから、成熟し射精の準備が整います。

その間も新しい精子が常時、製造され続けるため、古くなった精子は体内へとどんどん吸収され、新しいものと変えられています。

三越屋バナー

射精の仕組みはどのようなものなのか?

男性が勃起をし、興奮が高まると、前立腺と尿道海綿体の間にある「尿道球腺」と呼ばれる器官から、「カウパー腺液」というものが出てきます。

この「カウパー腺液」は、精液がスムーズに女性の体内に入るように手助けし、通常は酸性に保たれている女性の膣内をアルカリ性へと変え、精子が長く生き延びるように手助けしています。

そして男性が射精をする時が来ると、「精管」と呼ばれる組織へ精子が送られます。

そして、尿道につながる「射精管」へとはいります。

この射精管で「精嚢」からの分泌液と精子が混ざり合い、さらに前立腺に送られて前立腺液とも混ざり合い、最終的に「精液」が作られます。

その後、オーガズムに達すると尿道へと押し出され、陰茎の先端から「精液」が放出されることを射精といいます。

1回の射精で放出される精子の数は、平均で4億個といわれています(これは個人差によります)

精子は空気に触れると短時間で死滅しますが、女性の子宮頸管や子宮内では最大3日ほど生存しています。

男性ホルモン(テストステロン)の分泌について

精巣は精子を製造する作用の他にも、男性ホルモン(テストステロン)の分泌をする働きも持っています。


テストステロンは筋肉や骨を発達させて男性らしい体つきを作るほか、声変わりなど促進します。

また男性の性欲の増進や性機能の向上などにも関わるホルモンです。

20代で最大限に分泌され続けますが、年齢とともに量が減少していきます。

基準値を下回ると「LOH症候群」となり、男性の更年期障害とも呼ばれ心身にさまざまな不調を来たします。

陰茎の構造について

精液と尿のどちらも尿道を流れています。

しかしながら、尿と精液が混ざり合う事を避けるため、尿道には弁があります。

また男性の尿道は膀胱から陰茎へと続いており全長が最大20センチととても長くなっています。

陰茎は、大部分を海綿体という組織で構成されています。「陰茎海綿体」がわきに2本通っており、その下に「尿道海綿体」が存在します。

勃起に関わるのは、「陰茎海綿体」であり血管がたくさん集まったスポンジ状の形をしていて、周りを白膜にカバーされています。

勃起をしていない時には、毛細血管から海綿体に栄養や酸素を運ぶ作用をしていて、陰茎海綿体につながる血管や筋肉は縮んだ状態で、血液が中に入れないようにコントロールしています。

ですが、男性が性的な興奮を覚えたときには、性的に興奮しているという情報が脳の中枢神経から脊髄神経を通って陰茎へと渡ります。

この情報をもとに、体内では一酸化窒素が放たれます。

一酸化窒素が体内に放たれると、血管の一種である「陰茎深動脈」と「ラセン動脈」がゆるみ始め、海綿体の筋肉も同時に緩みます。

これによって、一気に海綿体へと血流れ込み、血液中の圧によって、海綿体がかたくなります。これが勃起をする時の過程になります。

※勃起時に硬くなるのは陰茎海綿体のみであり、尿道海綿体は通常は精液が通る道筋を保つ為に柔らかい状態を保ちます。