心因性勃起不全(ED)について

心因性勃起不全(ED)とは、体の機能には問題はなく、心理的もしくは精神的な原因で起こる勃起不全のことを指します。

うつ病や統合失調症といった精神疾患を患っている方だけではなく、幼少期のトラウマやパートナーとの問題など心因性勃起不全が起こる原因は様々で人によって異なります。

勃起不全の原因は精神面も大きく影響する

勃起が起こるためには、体が健康であることと共に、精神的にも性行為ができる状態であることが大切です。

血流の悪さなどの物理的問題からくる器質性勃起不全と違い、心因性勃起不全の場合ですと、個々に様々な原因がありますので、その原因を一つずつ解決していくことが治療の一環になります。

心因性勃起不全の患者さんによく見られる特徴として、様々な努力を1人で行うものの本番の際に焦りが出てしまい、失敗してしまう案件が多くみられます。

失敗の経験が、劣等感や不安につながり、悪循環に陥ってしまう事が多いです。

ED治療薬を試すというのも大切ですが、まず先にパートナーとなる女性に悩みを打ち明け、協力し合うことが最も大切な解決策になります

理想的な性行為は、体が結ばれると共に心が結ばれて成り立つものです。「心が結ばれる」ためには安心感といったパートナーとの信頼関係が必要不可欠になります。

1人で悩みを抱えながら、性行為に挑んでも劣等感や不安感にさいなまれてしまい、悪循環にはまってしまう可能性が高いです。

まず最初にパートナーに悩みを打ち明けて、心のふれ合いを大切にすることが心因性の勃起不全を克服するための近道となります。

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精神疾患による勃起不全の種類について

まず、心因性勃起不全ですが躁病やうつ病、不安神経症や統合失調症などの精神疾患を患っている方はEDを引き起こす可能性が高いです。

またアルコールやドラッグへの依存症もこの精神疾患に含まれます。

特にうつ病は、昨今、男性患者が急増しているため、心因性勃起不全の主な理由となっています

うつ病治療に使用される抗うつ薬の中には、中枢神経系に作用するものが多く、勃起に影響を与えるケースも多くあります。

また、本人にうつ病であるという自覚がなく心療内科で治療を受けていない場合でもED症状や性欲の減退が、うつ病のサインとして現れる事もあります。

心理的な原因による勃起不全について

うつ病などの精神疾患がなくても、人間関係や日常生活のストレスから症状が出る方も多くいます。

日常生活からくるストレスを「現実心因」と呼び、失恋や離婚、夫婦の不仲、男性器へのコンプレックス、経済的な不安に対する恐怖などが含まれます。

現実心因には、性行為とは直結しないものが多く、なにか心配事があり繰り返し考えたりすると、脳が性的興奮を感じにくくなります。

心因性勃起不全の治療法について

心因性勃起不全の治療ではバイアグラのようなED治療薬の服用が有効なケースが多くあります。

日本国内では主にバイアグラとレビトラ、シアリスの3種類が厚生労働省から認証を受けており、幅広い用途で処方されています。

心因性勃起不全の場合も、性行為に対して不安やトラウマがある場合、『ED治療薬を服用しているから大丈夫』というようにED治療薬の服用がお守りとなります。

※仕事でのストレスや疲れが極端に溜まっている場合や、性行為に対して強い不安やトラウマがある場合には、ED治療薬でも効果出ないケースもあります。(個人差による。)

心理療法について

心因性勃起不全の治療で、患者さんに極度に強い不安やトラウマがある場合には、カウンセリングや行動療法などの、心理学的なアプローチからおこなうものもあります。

カウンセリングではくり返し何度もおこなうことによって、精神的な負担が減り薬物治療で効果がなかった方でも時に症状が改善される例もあります。


1度や2度のカウンセリングで結果を期待するのではなく、継続的に続ける事が重要です。その他の方法として、暗示療法や行動療法など、さまざまなアプローチが検討できます.