射精障害について

射精障害とは、勃起不全と同じ性機能障害に分類されます。

勃起不全の悩みと共通していて、「恥ずかしい」や「満足な性行為ができない」という悩みがあると夫婦の関係が悪化するケースもよくあり、膣内射精障害や逆行性射精などの障害は、子作りをする際にもカップルに対して悪い影響を及ぼします。

射精障害の種類について

A.射精時にオーガズムに達するが精子が出ない場合【逆流性射精】

B.性行為の時に挿入してからすぐに射精してしまう場合【早漏】

C.性行為の時に長い時間、射精できない場合【遅漏】

Dオナニーだと射精可能だが実際の性行為だと射精できない場合【膣内射精障害】

勃起障害と射精障害の違いについて

下記が、勃起をし、射精をするまでの主要な7段階の過程になります。


①~④までに起こるトラブルは勃起障害に含まれます。
⑤~⑦までに起こるトラブルは射精障害と見なされます

①性的な刺激を受けることによって脳の中枢神経が興奮する

②性的興奮が神経を通って脳から陰茎に伝達される

③体内では一酸化窒素放出。局部の細胞内に血管を拡張させるサイクリックGMPが増え海綿体が緩くなる。

④血液が海綿体へ一気に流入し男性器が勃起する

⑤性的興奮が高まってくると、精子が「精管」へと送られ射精の準備が始まる

⑥精子は「射精管」へと入り「精嚢」からの分泌液と混ざり合い、前立腺に送られて更に前立腺液とも混ざり合う精液が完成。

⑦オーガズムに達すると、精液は尿道へと押し出され、陰茎の先端部から射精する。

早漏について

早漏は、国際性医学会が定めているガイドラインによると「毎回、挿入する前か挿入後1分以内に射精してしまうこと。」と定義されています。

しかし、一般的には「適正と思う挿入時間」よりも早く射精してしまう場合のことと考えている人が多いです。

早漏に関するアンケートでは、男女共に最も多い回答が「1~3分未満」ですので、早漏を克服したい男性はまずは3分を目標にしてみてください。

「5分以上」になると男女ともに早漏ではないという認識を持つため、3分がクリア出来たら次は5分を目指すことが出来れば早漏を完全克服したという風に考えられるでしょう。

早漏の治療薬について

日本ではいまだに認可が下りていませんが世界では早漏治療としてダポキセチンを有効成分とするプリリジーと呼ばれる薬が治療薬として使用されています。

有効成分はSSRIと呼ばれる(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬で国内では抗うつ薬としてジェイゾロフト(セルトラリン)、パキシル(パロキセチン)などの薬に使用され厚生労働省からの承認を得ています。

遅漏について

遅漏とは、早漏とは真逆で「適正と思う挿入時間」よりも長い時間、射精をしない状態の事をいいます。

時間をかけても射精に至らないと膣内射精障害と見なされ次の段階とされます。

遅漏の原因としては、「病気や手術、アルコールなどの要因で神経の伝達が悪化」「薬の副作用」「刺激の強いアダルトビデオ」など様々な要因があるのです。

また女性に対して行った「遅漏と思う時間」に対する意識調査によると、遅漏と思う時間は「20分から」が最も多く、遅漏で悩んでいる男性は15分以内での射精を目安にした方がいいでしょう。

また興味深い結果として、女性は年齢が高いほど短い時間を求める傾向があったので、年齢によっては挿入時間を短めにしたほうがよいでしょう。

膣内射精障害

膣内射精障害とは、オナニーでは射精できるが、実際の膣内だと射精ができない状態の事を指します。

主な原因としては、間違ったオナニーによるものです。


基本的なマスターベーションの方法は上下に擦るやり方ですが、陰茎を強く握りすぎたり、うつ伏せになり床に強く陰部を擦り付けるような過激なオナニーに慣れると実際の性行為の際に射精に至らなくなるケースがあります。

逆流性射精について

逆流性射精は、射精時に尿道ではなく膀胱側に精液が流れてしまうためオーガズムに達したときに射精感はあっても精液が出ないといったと症状が発現します。

通常、射精の際には尿道側に精液が流れるように膀胱頸部という器官が閉じて精液が膀胱へ流れるの防止するのですが、膀胱頸部がしっかり閉まっていないことによって症状が出ます。

主な原因としては、前立腺肥大の手術や事故等による脊髄損傷、糖尿病による末梢神経障害などになります。

逆流性射精の場合、すぐに治療に移行せずに様子見となる場合が多いのです。

しかし、子作りをされたいカップルにとっては、射精時に精液が出ないというのは妊活に大きな影響を及ぼすので、膀胱内の精子を採取して人工授精(AIH)・体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)の選択をしていただくことになります。

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