バイアグラの副作用とは!?

国立国際医療研究サイト竹コシ理事長監修

バイアグラを服用した後、30分~1時間後くらいに効果が出始めますが、それと同時にお酒を飲んだ時のような「顔のほてり」「頭痛」「目の充血」などの症状が出始めます。

これらはバイアグラを飲んだ方の4割ほどに出てくる症状ですので、あまり心配なされないでください。

バイアグラには血管を広げる作用があるため、上記のような症状が出てしまいます。

また、バイアグラを飲むと血圧が上がると思っている人が多いですが、実際には血圧は2~3ほど下がります

これはバイアグラの持つ血管を広げる作用のためです。

その他の症状には「鼻づまり」「消化不良」「動悸」などもありますが、薬が作用している間で症状がおさまるようであれば、問題ありません。

もし頭痛がひどいようであれば、イブやバファリンなどの頭痛薬を使用されても問題ありません。

もし重度の副作用が起こってしまった場合は、すぐにバイアグラの使用を止めて近くの医療機関にご相談ください。

バイアグラの副作用の詳細データについて

バイアグラ承認時の国内のデータ

バイアグラ承認時に国内で行われた臨床試験では、試験に参加した157名中、65名(41.40パーセント)に副作用が見られました。

主な副作用は、頭痛(10.83%)、ほてり(10.83%)、昏迷(1.91%)高血圧(1.27%)等でした。

これらの数値は25mgと50mgの合計となっております。

下記の表は25mg、50mgのバイアグラを服用した際に副作用が起こった件数をまとめました。(参照元:バイアグラのインタビューフォーム


販売後の使用成績調査データ

市販後の調査3152例によると、約5.27%に副作用が見られました。

主な副作用は、ほてり97例(3.08%)、頭痛34例(1.08%)、動悸13例(0.41%)などでした。

非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発言可能性の報告

バイアグラとの関係は分かっていませんがPDE5阻害薬を投与中に非動脈炎性前部虚血性視神経症が原因である可能性がある視力低下や視力喪失が外国の治験で報告されています。

この症状があった方の特徴としては「年齢が50歳以上、糖尿病、高血圧、高脂血症、喫煙等」の既往症を有していたということです。

米国食品医薬品局(FDA)の調査によるとバイアグラを服用した際に発現した虚血性視神経症は38例ほど報告があがっていて、この中で21例がNAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)と診断されました。また虚血性視神経症と報告された38例のうち29例にNAIONの疾患発生の危険性を高める既往歴があったとのことです。

以上のことから、下記2点を理解しておく必要があります。

*バイアグラ服用後に急激な視力低下等を感じた場合は、すぐに服用を中止し、眼科医の診断を受けてください。

*過去に同じような視力低下の副作用がある方は、バイアグラ服用によって視力低下や視力喪失の発症リスクが高いことを理解しておいてください。

副作用詳細表

1%以上0.1〜1%未満0.1%未満頻度不明
循環器血管拡張(ほてり、潮紅)
胸痛、動悸、頻脈
高血圧、不整脈、不完全右脚ブロック、末梢性浮腫心筋梗塞、低血圧、失神
精神・神経系
頭痛
めまい、傾眠、昏迷
異常感覚、下肢痙攣、記憶力低下、興奮、緊張亢進、錯乱、思考異常、神経炎、神経過敏、神経症、不安、不眠症、無気力
肝臓AST増加ALT増加、LAP上昇、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少
消化器悪心、胃腸障害、口渇、消化不良、腹痛おくび、胃炎、胃不快感、下痢、口唇乾燥、舌障害、白舌、腹部膨満、便秘、嘔吐、嚥下障害
泌尿・生殖器陰茎痛、射精障害、朝立ちの延長、半勃起持続勃起の延長、持続勃起、尿路感染、前立腺疾患
呼吸器鼻炎呼吸障害、鼻閉、咽頭炎、喘息鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎
筋・骨格系関節痛、筋肉痛骨痛、背部痛
皮膚発疹そう痒症、眼瞼そう痒症、脱毛症、男性型多毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚障害、紅斑
血液ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球減少症、赤血球増加症、白血球増加症
感覚器眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害眼乾燥、眼痛、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴
その他CK増加、疼痛、熱感BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽性、尿中蛋白陽性、疲労、無力症過敏性反応、感染症